Yoichi Tomioka's Unit

Embedded Systems Laboratory

School of Computer Science and Engineering, the University of Aizu

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科 組込みシステム学講座 富岡研究室

最終更新日時: 2015/04/11

動画像中のノイズを用いた撮影デバイスの鑑定,改竄検出

ディジタルカメラ、スマートフォン、スキャナ等の撮影機器で撮影した画像中にはぱっと見ただけではわからないですが、実は非常に多くの情報が隠されています。Photo Response Non-Uniformity (PRNU)ノイズもその中のひとつです。


図1:Phoro Response Non-Uniformityノイズ

一般的なディジタルカメラは図1のように各画素に対応してひとつの撮像素子を持っており、 撮像素子に入射した光を電圧に変換して画素値を求めています。 これらの撮像素子は全て同じ感度であること望まれますが、実際には製造ばらつきでこの撮像素子の感度は画素毎に異なります。 結果として、画像中にPRNUノイズと呼ばれる微弱なパターンノイズが生じてしまうのです。 このパターンノイズはカメラ毎に異なるので、カメラの指紋と見なせます。 つまり、画像中のPRNUノイズを比べることで、その画像をどのカメラ、どのスマートフォン、どのスキャナで撮影したかが特定できるのです。 この技術は盗撮,違法コピー等の犯罪の抑止力として期待されています。


図2:改竄部位の検出(左:改竄画像、右:改竄部位の正解データ)

また、図2のような改竄画像では、改竄された部分のノイズが本来のPRNUノイズと変わってしまうため、 改竄部位の検出への応用も可能です。


本研究室では画像中の微弱なPRNUノイズを高精度に抽出する方法、ディジタル画像を撮影した機器を特定する科学捜査技術の確立や、改ざん検出への応用を目指しています。